世界の中での日本を考える

副代表のYです。
2月から3月にかけ、灼熱のカンボジアへ2回と、まだ寒いブリュッセル。3回の海外出張を何とか無事に終え、ほっとするのもつかの間。日本に帰国、たまりまくった仕事に追われています。
3月初旬、まだ肌寒いブリュッセル。私としては珍しい先進国への出張は、団体の戦略会議でした。毎年、世界の中での「日本」の立ち位置と、他国からどのように「日本」が見られているかが浮き彫りになる会議です。我々CIジャパンスタッフとしては、日本が世界の環境問題や持続可能な開発目標に向け、まだまだ貢献できる事をアピールし、団体内の各部署とともに連携を計る大切な会議です。今、他の国から、日本はどのような立ち位置にいると見られているのでしょうか?

写真のプレゼンでは、気候変動枠組み条約(UNFCCC)が2015年に全世界的に目指す合意において、色々な船が対岸に向かっている中、「日本号」という船があると指摘されている場面です。その他、「ブラジル号」「国際機関号」「中国号」など。当然、「米国号」も加わらなければいけません。「日本号」が果たしてどんな航路を経て、どこまで到達するのか。気候変動による影響は、途上国の資源に依存して生きる我々日本人にとっては、世界的なリーダーシップをとらなければならない問題です。内部会議後は、欧州委員会の気候変動交渉官とも非公式な会合を持ちました。「気候変動は待ったなしの問題。モデル事業となるような途上国支援をどんどん実施すべき」という意見は、迅速性と実証活動の促進を目指す我々と大きく共通する点でした。

気候変動における日本の立ち位置について発表するスタッフ
【番外編】
ブリュッセルと言えば、ビール。ということで、3泊という短い滞在期間中の夕食は、全てパブ巡り。ビールを頼むと、ビールごとに指定された特別なグラスが運ばれてきます。右側にある試験管のようなグラスで飲むビールをたまたま頼んだのは、同僚の科学者です。皆で大笑い。ご本人はいたく気に入られたご様子でした。

試験管?ビールグラスです。

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