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CIのCEOピーター・セリグマンからメッセージ 「大きく考えよう」

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※本ブログ記事はCI本部の記事を日本語にしたものです。



新たな年が始まり、環境保護への決意を表したいと思います。

これまで生態系の保全を考えるとき、どの地域の美しい景色や魅力ある野生生物を保護するべきか、あるいは開発や採鉱、養殖などを進めるべきか、激しい議論になることがよくありました。
多くの交渉と妥協の結果、国連は、2020年までに陸域の17%、海域の10%を保護地域として拡大するといった短期目標を採択しました。
残念ながら、急激な人口や消費、都市化が増加する時代において、保護地域を作ることだけでは、地球の生態系システムは維持できません。陸域と海域に保護地域を作ることは正しい第一歩ですが、作るだけでは、その保護地域が陸や海の孤立地域となり、荒地やゴミ捨て場のようになってしまいます。
自然はすべての国家の基盤である、ということは事実です。国家の長期的な繁栄は、自然の活力を10-17%確保すること、またそれ以上を必要としています。

森林や河川は水を、珊瑚礁は魚を提供してくれます。微生物は豊かな土壌に不可欠であり、受粉を媒介してくれる生物のおかげで、作物がとれるのです。



宇宙開発が進み、火星に生息する生物を探索しながらも、我々は人間が繁栄し続けるためには、地球がどれほど莫大な生態系の生命力を必要としているか理解していないのです。生態系の生命力がなければ、水源は失われ、草原や土壌は不毛な地となり、森林や海洋は荒れていきます。そうなれば、私たちは何を食べ、何を飲み、どこに住むのでしょうか?

人間は自然と生態学的過程の価値を軽んじています。ですが、幸い、この点を正そうとする努力も見られます。
少数の国々といくつかの(CIが大きく関わっている)組織が、自然が人間に供給してくれているものを把握し、自然資本の宝庫であるその源を、破壊から守る方法を開発しています。まず初めに、生態系を保護するためには、自然が人間の経済や繁栄に貢献している法的な価値(金銭的なものやそれ以外のものも含めて)を把握することを必要とします。また、代替のきかない生態系を守らない場合の影響についても、理解する必要があります。
CIとパートナーは、ボツワナ、ガイアナ、マダガスカル、ブラジル、カンボジアで生態系サービスが提供する価値の計算とマッピングを始めました。対象国はさらに増える予定です。例えば、ボツワナでは、生態系サービスの価値…