投稿

2月, 2015の投稿を表示しています

自然を守るための資金調達のお話 ~CI本部スタッフ、ロマス・ガバリアウスカス来日レポート~

イメージ
こんにちは!CIジャパン広報のAIです。しばらく産休&育休を頂いておりましたが、職場復帰致しました。子供が生まれて、より一層将来世代のために大切な地球環境を守り、残していかなければと強く思うようになりました。これからまたどうぞよろしくお願いします。
 さて、先週CIの本部から、ロマス・ガバリアウスカス上級ホームアドバイザーが来日しました。ロマスは、CIの地球保全基金とカーボンファンドへの法的サポートをしている、いわゆる‘金融を専門とする法律家’です。これまで大手法律事務所ホワイト&ケースでシニア・アソシエートを務め、国際環境プロジェクトの信託基金やリースなどの専門家として活躍したのち、2007年よりCIへ参加しています。

ロマスは、去年の夏にも飛行機の乗り換えがてらCIジャパン事務所に立ち寄り、自然保護のための革新的な資金調達手法であり、CIの代表的な取り組みでもある「環境債務スワップ」について、内部の勉強会をしてくれたのですが、今回来日した目的は、森林総合研究所が主催するREDDプラスの公開セミナーにて、「環境債務スワップ」を紹介すること、そして翌日には、世界銀行と森林総研、CIが共催する、自然資本セミナーにて、革新的な資金メカニズムについて発表することでした。
自然の恵みはタダ? 健全な自然環境は、きれいな水や安定した大気、食料、防災など、人間にさまざまな恩恵をもたらし(これらを「生態系サービス」と呼んでいます)、私たちの生活を支えてくれていますが、主な経済指標として使われているGDP(Gross Domestic Product:国内総生産) には、こうした自然の真の価値は含まれていません。自然の価値を正しく認識すること、そしてそれらを経済価値に組み込まれることがなければ、真の意味で自然環境の価値を“内部化”したことにならず、持続可能な社会の実現は難しくなってしまいます。
海外ではすでに、企業活動や投/融資、公共事業や国際協力の現場で、生態系サービスを生み出す自然環境を‘資本’とみなす考え方が広まりつつあり、そうした自然資本の価値を国家や企業会計に組み込もうとする自然資本会計(Natural Capital Accounting:NCA)の取組みが始まっています。今回の来日でロマスが紹介した新たな自然資本保全のための資金調達方法は、両日のセミナーともに聴講さ…