リベリア女性大統領、ノーベル平和賞を受賞!

今年のノーベル平和賞は、平和およびそれぞれの国における人権問題に対して目覚しい貢献をした3人の女性たちに贈られることになりました。

受賞者は、リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領、イエメンの民主活動家のタワックル・カルマンさん、リベリアの女性の人権活動家リーマ・ボウイーさんの女性3人。女性の受賞者は2004年に環境活動家のワンガリ・マータイさん以来となります。

←エレン・サーリーフ大統領(中央)CIスタッフ

CIは特にエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領(アフリカで初めての女性国家元首

)が正当に評価されたことに心から感動しています。サーフリーフ大統領はアフリカ、および世界中で女性に対する大きな手本を示しただけでなく、発展途上国の中で最も熱心な環境保護活動者の1人です。

2005年に当選したサーリーフ大統領は、ほぼ20年間近く内戦下にあった国を統治してきました。紛争後の長く貧しい経済状態によって、リベリアの320万人は貧困によって悩まされ続けていました。政情が不安定だったことはリベリアの経済発展を妨げる要因の一つとなりましたが、リベリアには多くの天然資源が完全な状態で残されています。国土の森林被覆率は45%で、アフリカの中で最も高い割合です。

サーリーフ大統領は、国の経済を持続可能に開発するためには、天然資源の保護が不可欠であることを認識していました。
木材、淡水、野生動物、薬、およびその他多くの自然資源をリベリア国内へ供給することに加えて、国内の土地所有者たちは、成長する国際的な炭素市場を通じて、世界的な気候変動問題に対する緩和策のベネフィットが支払われるので、国に継続的な収入をもたらします。

2009年、リベリア政府は、低炭素経済分析を行なうため、CIへ援助を要請しました。それは、気候変動を緩和しかつリベリア人のために利益をもたらすために様々な政策がもたらす影響が考慮されたものでした。CIの支援したその評価結果によって、リベリアは低炭素社会に向けた経済戦略を現実化するため、政策設計の準備を進めることとなったのです。

CIリベリアのプログラム・ディレクター、ジェシカ・ドノヴァンは伝えています。
「リベリアは“緑の国家“として再建することができるのです。私たちリベリア人は産業界から、村落のレベルまで”緑の国家“を実現することができます。もし、私たち-政府、地元民、NGO-それぞれが、ビジネスにおいても、国際社会においても正しく行動さえすれば、私たちは”新しいリベリア“を創生できるのです」

10月11日に行われたリベリア大統領選では苦しくも過半数を獲得できず、大統領は決選投票に望むことになりましたが、CIはリベリアの行方を大切に見守りたいと思います。

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