REDDプラス公開セミナーレポート

森林総合研究所のREDD研究開発センターが主催する「REDDプラス公開セミナー」にCI気候変動チームで参加してきました!
会場は秋葉原のUDXカンファレンス。近未来的なデ
ザインのビルは駅前にあって、迷うことなく見つけられます。


2007年インドネシアで開催されたCOP13(気候変動枠組条約第13回締約国会議)において正式に気候変動対策の手法として検討されることが決まった「REDD」(※レッドと読みます)は、その後議論が拡大し、現在残されている森林の保全や、持続可能な森林経営をすること、また、森林が吸収できる炭素量を増加させることなど、より生態系機能を向上させることで、炭素排出を減らすことを目指す取り組みが含まれ、それは「REDDプラス」と呼ばれます。現在、「REDDプラス」は、効率的または継続的に気候変動対策を推進するためのスキームとして最も注目を集めている手法の一つです。

二日間にわたり開催された今回のセミナーは、定員200名の参加枠はすぐ満員となり、「REDDプラス」の注目の高さが伺えます。

CIジャパンからは、プログラムコーディネーターの浦口あやが、実際にCIがマダガスカルとカンボジアにおいて実施している「保全契約を通じたコミュニティによる森林保全」について講演しました。地元住民を主体者として巻き込んだ保全契約の話は、持続的発展を目指すためにとても有効です。講演後、これまで現場の様子を知る機会の少ない方々からも、実際の取り組みがわかって大変参考になった、とのコメントを頂きました。

また、生態系政策マネージャーの名取洋司は、二日間のポスターセッション枠を頂き、より政策設計に対する提案を踏まえた「多面的便益をもたらす効果的なREDDプラス政策設計」についてプレゼンテーションをしました。

ランチタイムを利用したポスターセッション会場は、終始多くの関係者が行き来し、大変にぎわっていました。

REDDプラス」は、気候変動対策においてCIがもっとも注力している手法の一つです。
CI
はこれから今年のアフリカ、ダーバンで開かれるCOP17 に向けて、より一層積極的な情報交換を行っていきます。(A.I)


コンサベーション・インターナショナル公式HP
www.conservation.or.jp

コメント

人気の投稿