【UNFCCC COP19】ワルシャワから気候変動会議報告

気候変動プログラムディレクターYです。

毎年参加する国連帰国変動枠組み条約。今年は、ポーランド、ワルシャワです。
諸事情から、今年は第2週目の月曜日からの会議参加となりました。昨日日曜日は「ランズケープデー(Landscape Day)」と呼ばれる、今後の地球上の持続可能な土地利用を考えるワークショップに参加しました。本件については、後ほどまたご報告します。
 国連交渉自体は、第一週目の金曜日の午前中に、安部首相が削減目標を大幅に引き下げる方針を発表したことが、ここワルシャワで大きな嵐を呼び、日本にとっては既に先週金曜日に大きな嵐が吹き荒れました。日本がここまで注目されたのは、ここ近年、初めてのこと。しかも、内容が・・・。英国、EU、AOSIS(島嶼国連合)からは、既に抗議のペーパーが出ています。これは、きわめて異例なこと。
 交渉第2週目に入り、ファイナンスや野心の話は、ハイレベルでますます白熱した論議に展開する模様です。おそらく、各所で日本の発表への言及が聞かれることが予想されます。

 ここで皆様にお願いしたいのが、是非、色々な新聞記事を読んで頂きたい、ということです。各媒体によって、日本政府の今回の削減目標の引き下げに関する報道の姿勢が、まったく違うことが分かる、格好のテーマとなっています。言論の自由が尊重されるべき世の中、どの記事を皆さんが納得されるのかは、もちろん、皆さんが決めてください。但し、決して一つの媒体だけでなく、色々な記事を読み比べ、現在日本がおかれている世界での立ち位置を、自分なりに理解してください。
 もし可能であれば、海外の新聞を読んでいただくと、日本の世界の中での立場が、ご理解頂けると思います。

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