中国南西部山岳地帯におけるアグロフォレストリー事業(2015年1~3月)
プロジェクトサイトでの基礎調査
1月から2月にかけて、プロジェクトコミュニティの土壌や生態系の状態、社会的及び経済的な地位、農業習慣についての基礎調査を行いました。アンケートやインタビューを実施し、地元住民のエコフレンドリー農業や、共同で所有している森林の保護に対する姿勢や、社会経済状況のデータを集めました。
生態系や農業の専門家が、それぞれ利用法が異なる土地から土壌サンプルを集めました。これらのデータはデモンストレーションサイトを運営する際の資料として利用され、プロジェクト開始後のデータと比較して土壌改善を進化させるためにも使われます。
アグロフォレストリー工事開始!
アグロフォレストリーシステムの工事が、3月半ばに始まりました。およそ1ヘクタールの土地の準備、かんがいシステムの導入、土壌の肥沃化を経て、りんごの苗木を植えました。土壌の肥沃化には主にヤギの堆肥が使われました。
植林や、水路や発電システム、住居の建設などの工事は半年以上続く予定です。
アグロフォレストリーの準備
かんがい用パイプの敷設 りんごの苗木の購入
共同所有林の幼木
私たちのパートナーである地元政府が組織している、ガンプ村の共同所有林に植えられた幼木の世話が3月下旬に始まりました。およそ20人の村人が一週間、苗木の下の方にある枝を落とし、イトスギがよりよく育つようにしてやりました。ヤギによって荒らされた場所にも、新たに木を植えました。
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