環境ワークショップ レポート 第1回目「気候変動」
~CIジャパンとスターバックス コーヒー ジャパン新宿東地区の新しい取り組み~
こんにちは。広報の磯部です。
今日は、CIジャパンとスターバックスの新宿東地区の店舗が新たに始めた取り組み、環境ワークショップ第一回目についてレポートします。
CIとスターバックス
そのような中、スターバックスは同社が宣言していた通り、2015年までにコーヒー豆の倫理的な調達比率を99%まで達成しました。スターバックス コーヒー ジャパンは、昨年の9月9日に、99にちなみ99%達成を記念した1日限りのキャンペーンを実施し、店頭ではスタッフの方たちが描いた思い思いの‘99’マークがカップに記されました。
今回の環境ワークショップは、本社で従業員向けに開かれた99%達成を祝うイベントでの出会いがきっかけで始まったのでした。
きっかけは・・・
CIジャパンのオフィスは新宿にあります。新宿には、何店舗かのスターバックスがあります。もともとコーヒー好きのわれわれは、スターバックス店頭によく足を運んでいたので、イベントに出席されていた新宿地区の方々を見つけて早速ご挨拶へ行きました。“ご近所つながり”ということで、話は盛り上がり、「ローカルレベルで何かやりたいですね~」「ぜひぜひ~!」といった流れで、話はトントン進み、具体的に企画が進んでいきました。
私たちがグローバルで取組んでいる、持続可能な社会の構築へ向けた努力について、ローカルなレベルで何ができるか?今回私たちが考えた、新たな共同企画は、互いに理解を深めること(環境の話、コーヒーの話)、そして、その理解を世間に広めること、というコミュニケーションの取り組みでした。
いざ当日!
スターバックスでは、もともと従業員同士が学び合う内部勉強会の文化がありました。今回は、その機会を利用したワークショップで、スターバックスのスタッフの方々に環境ワークショップへ参加してもらい、そこで受けた“パッション“を店頭で伝えてもらう、という企画内容です。記念すべき第一回目は「気候変動」をテーマにし、開催は12月17日に決まりました。当日スターバックスの目黒本社に集まった、新宿地区のスタッフさんはアルバイトの学生さんたちを含む合計40名ほど。会場は、最前列の真ん中のテーブルから席が埋まっていく、というスタッフさんの積極さに、私たちは感銘を受けました。そして、スターバックス コーヒー ルミネエスト新宿店の店長鷲見さんと新宿マルイ本館2階店店長の増井さんから当日の趣旨や流れについて説明があり、CIをご紹介いただきました。
そして、その後約1時間ほどかけて、CI日比より、「気候変動とコーヒー」をテーマにしたプレゼンテーションが行われました。
気候変動とコーヒー
持続可能性とは?
ここで改めて、コーヒー業界にとっての「持続可能性」について考えました。そもそも「持続可能性」とは何か?実は、その言葉には、国連によってきちんとした定義があります。それは、「将来世代のニーズを損なうことなく、現在のニーズを満たすこと」。つまり、コーヒーに置き換えれば、「将来世代も同じ条件で、飲みたいときに、コーヒーが飲めること」と言えますね。
そのために今できることは何か?
参加した全員で考え、最後は、各テーブルの代表の方から感じたことやアイデアなどについて簡単に発表してもらいました。
それらを全体で共有し、ワークショップは無事に終了しました。
後日、スターバックスの方から教えていただいた、当日の参加者の皆さんのコメントは、「とても勉強になった」「もっと勉強したいと思った」「環境問題を身近に感じた」「普段働いている中で取り扱っているものがこれだけ熱意のあるものだと自信を持つことができた」「人へ伝えていく責任を感じた」など、とてもポジティブな反応がたくさんあり、われわれはとても嬉しく感じるとともに今後への期待に心膨らませました。
「伝えること」
それは世界をよりよく変えるために大切な行動のひとつです。
次回のワークショップのテーマは「淡水」。3月末の実施を予定しています。
今日は、CIジャパンとスターバックスの新宿東地区の店舗が新たに始めた取り組み、環境ワークショップ第一回目についてレポートします。
CIとスターバックス
C.A.F.E.プラクティスに参加するメキシコのコーヒー農家 |
CIとスターバックスは、1998年より米国の本部(本社)間でパートナーシップが始まり、その後、コーヒー豆の倫理的な調達ガイドラインである、「C.A.F.E.プラクティス」の開発から、パイロット農園の運営、コーヒー農家や生産地を支援するための小規模融資基金の創設や、気候変動適応プロジェクトの実施など、これまでグローバルなパートナーシップにより、様々な取り組みを共に実施しています。
今回の環境ワークショップは、本社で従業員向けに開かれた99%達成を祝うイベントでの出会いがきっかけで始まったのでした。
きっかけは・・・
CIジャパンのオフィスは新宿にあります。新宿には、何店舗かのスターバックスがあります。もともとコーヒー好きのわれわれは、スターバックス店頭によく足を運んでいたので、イベントに出席されていた新宿地区の方々を見つけて早速ご挨拶へ行きました。“ご近所つながり”ということで、話は盛り上がり、「ローカルレベルで何かやりたいですね~」「ぜひぜひ~!」といった流れで、話はトントン進み、具体的に企画が進んでいきました。
私たちがグローバルで取組んでいる、持続可能な社会の構築へ向けた努力について、ローカルなレベルで何ができるか?今回私たちが考えた、新たな共同企画は、互いに理解を深めること(環境の話、コーヒーの話)、そして、その理解を世間に広めること、というコミュニケーションの取り組みでした。
いざ当日!
スターバックスでは、もともと従業員同士が学び合う内部勉強会の文化がありました。今回は、その機会を利用したワークショップで、スターバックスのスタッフの方々に環境ワークショップへ参加してもらい、そこで受けた“パッション“を店頭で伝えてもらう、という企画内容です。記念すべき第一回目は「気候変動」をテーマにし、開催は12月17日に決まりました。当日スターバックスの目黒本社に集まった、新宿地区のスタッフさんはアルバイトの学生さんたちを含む合計40名ほど。会場は、最前列の真ん中のテーブルから席が埋まっていく、というスタッフさんの積極さに、私たちは感銘を受けました。そして、スターバックス コーヒー ルミネエスト新宿店の店長鷲見さんと新宿マルイ本館2階店店長の増井さんから当日の趣旨や流れについて説明があり、CIをご紹介いただきました。
そして、その後約1時間ほどかけて、CI日比より、「気候変動とコーヒー」をテーマにしたプレゼンテーションが行われました。
気候変動とコーヒー
日比のプレゼンテーションは、ちょうど12月に”パリ協定“という歴史的な成果を残した、気候変動交渉COP21の報告から始まりました。タイムリーな話題だったので、開始から早々参加者の皆さんには関心を持って聴いて頂けたようでした。その後、地球環境の現状や、気温上昇の影響、温室効果ガスの推移、またそれらと人間活動との関連性、そして、人口爆発時代と題して、森林分布や生物多様性の危機の問題の話があり、その後プレゼンテーションのメインである”気候変動とコーヒー”について話がありました。
コーヒー産業は、当たり前ですが、コーヒー豆が栽培できる環境(気候条件や土地の条件など)があって初めて成り立つものです。それには、主に森林生態系が果たす、天候や土壌の維持、受粉媒介、栄養素の循環などの生態系サービスが健全に働いていることが重要です。そして、コーヒー産地のほとんどが、CIが保全のための優先地域として選定している、「生物多様性ホットスポット(元来は非常に豊かな生物多様性があるにもかかわらず、すでに元の自然生態系の7割以上が破壊されてしまっている地域)」と重なっています。つまり、コーヒー豆の生産は自然生態系の働きに依存していますが、気候変動の影響で、雨季の攪乱や天候の不規則化、さび病の広がり、寒暖差の変化など悪影響を受けており、コーヒー産地のレジリエンスを高めるための施策は、コーヒー業界、ひいてはコーヒーを愛飲している一般消費者にとっても不可欠なのです。持続可能性とは?
ここで改めて、コーヒー業界にとっての「持続可能性」について考えました。そもそも「持続可能性」とは何か?実は、その言葉には、国連によってきちんとした定義があります。それは、「将来世代のニーズを損なうことなく、現在のニーズを満たすこと」。つまり、コーヒーに置き換えれば、「将来世代も同じ条件で、飲みたいときに、コーヒーが飲めること」と言えますね。
そのために今できることは何か?
参加した全員で考え、最後は、各テーブルの代表の方から感じたことやアイデアなどについて簡単に発表してもらいました。
熱い意見が出される |
それらを全体で共有し、ワークショップは無事に終了しました。
後日、スターバックスの方から教えていただいた、当日の参加者の皆さんのコメントは、「とても勉強になった」「もっと勉強したいと思った」「環境問題を身近に感じた」「普段働いている中で取り扱っているものがこれだけ熱意のあるものだと自信を持つことができた」「人へ伝えていく責任を感じた」など、とてもポジティブな反応がたくさんあり、われわれはとても嬉しく感じるとともに今後への期待に心膨らませました。
「伝えること」
それは世界をよりよく変えるために大切な行動のひとつです。
次回のワークショップのテーマは「淡水」。3月末の実施を予定しています。
参加者全員で記念撮影!ありがとうございました! |
正直、スターバックスの取り組みをはじめてしり、無知であることを恥ずかしく思いました。
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