2016年7月13日水曜日

スターバックス コーヒー ジャパン 環境ワークショップレポート第3回目「生物多様性」



日比のプレゼンテーション
7月7日(木)、スターバックス コーヒー ジャパン本社にて、第3回目の環境ワークショップを開催しました。


スターバックスには、もともと従業員同士が学び合う内部勉強会の文化があり、本ワークショップは、その機会を利用したものです。毎回決めた環境テーマに関して、CIジャパンから発表させて頂き、スタッフの方々に、ワークショップで学んだことを店頭での接客に活かしてもらうための取り組みです。第3回目の今回のテーマは、「生物多様性」です。


ワークショップでは、まず最初に、本企画を取りまとめている新宿ルミネエスト店の鷲見さんと新宿マルイ本館2階店店長の増井さんより、全体の流れについて説明があり、その後コーヒーのテイスティングを通して、コーヒーを飲む場所や一緒に飲む人が変わることによって変化する「味わいの多様性」を感じる、という身近なことからセミナーが始まりました。


CIジャパンの発表したプレゼンテーションは以下大きく分けて8つです。


1.生物多様性とは


生物多様性は3つの多様性によって成り立っています。生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性です。しかし、これらが多ければ多いほどいいというわけではありません。


生物多様性とは?



2.4つの生態系サービス


自然の恵みを4つにわけたものが、基盤サービス(生態系サービス、水や栄養の循環)、 配給サービス(水や食料、そしてコーヒーもここに含まれます)、調整サービス(森林、空気や水の浄化環境コントロールするもの)、文化的サービス(癒しや楽しみなどを与えるもの)になります。これらの生態系サービスがベースとなっており、ひとつひとつが成り立たないとどれも機能されません。

4つの生態系サービス
生態系サービスがもたらす恩恵


3.生物多様性は現在生命史上最速で失われている。


約20分に1種の生物種が絶滅しています。たった今1つの種がこの世から姿を消そうとしています。通常、自然界で起こる1000倍のスピードで絶滅が起こっているのです。この真実に対して、皆さん驚きを隠せない様子でした。



4.6回目の大絶滅期


私たちは今、地球が誕生してから6回目の大絶滅期の真っ最中です。5回目はあの恐竜が絶滅した時期であり、現在はそのときより早いスピードで起こっています。そして、5回目までの絶滅は気候変動など自然現象が絶滅原因でしたが、今回の大絶滅は少なからず私たち人間が起こしています。



5.生物多様性の負の循環と森林の減少率の関係


人口増加やグローバリゼーション、非持続的な経済活動によって、農地・都市開発や過剰摂取、外来種が増加し、残すべき自然が減少しています。スターバックスにとって命である、コーヒー栽培をしている地区も森林の減少している地区にあることが多くあります。そして、驚くことに、メキシコ、コロンビア、パナマなど全てのコーヒー産地がホットスポットにあります。

生物多様性喪失の負の循環



6.コーヒー産地の生き物たち


生き物の写真とともに、メキシコ南西部(ジャガー、ピューマ、オセロット)、コロンビア(メガネグマ、エメラルドオオハシ、ホエザル、ナマケモノ)、パナマ(クロガシラオグロムシクイ、アカカンムリオウム)など、それぞれの地区で生息している動物を紹介しました。



7.スターバックスとCIのパートナーシップ


1998年、農園支援から始まり、日陰栽培コーヒー、CAFEプラクティス、店頭キャンペーンなど多くのことを一緒に行ってきています。今日では人々が豊かになる→コーヒーを飲む人が増える→供給地不足→他の供給地を探す→農地への転換の出来ていない森林をコーヒー栽培地にしてしまうということを避けるために、全部を農園とせずに、森林を残していこうとする傾向が強くなってきました。普段スターバックスの店舗で働いているだけでは見えない一面にみなさん気付いたように感じました。



8.持続可能な開発目標(SDGs)

これは、2015年の国連持続可能な開発サミットにて定められたアジェンダですが、一見コーヒーとは関係がなさそうですが、実は間接的に関わっているところは多くあります。CAFEプラクティスをやることでこれらの貢献にもつながります。



最後に参加者の方から出た質問です。



Q1.普段の日常生活でホットスポットのためにできることはありますか?

A.まずは思いをはせることや、知ることが大事です。普段使っているものがどのようなプロセスでつかわれているのか、原料は何なのか、知ることです。消費者側の意識が生産側の意識に影響を与える事ができます。CIのホームページにもグリーンに生きるための11の簡単な方法を紹介しておりますのでそちらも御覧ください。



このセミナーを通して、生物多様性についてはもちろん、自分たちにできることは何かを考える機会になったと思います。そして、スターバックスの社員の皆さんが考えたことは各店舗のパートナーに伝わり、たくさんの人が生物多様性について触れる事ができたと思います。参加者の皆様ありがとうございました!



CIジャパン インターン
東海林 優衣







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