話題のドキュメンタリー「Year's of Living Dangerously」(邦題:危険な時代に生きる)

みなさん、こんにちは。広報AIです。

さて、昨年の4月15日に本ブログでも紹介した、米国のドキュメンタリー番組「Year's of Living Dangerously」(邦題:危険な時代に生きる)が、NHK BS1で3月2日深夜から放送されることになりました!

一見すると関係がないようで、実は深くつながっている人間社会と気候変動の問題。米国の著名人がさまざまな角度で問題に関わっている人々をレポートする形で進む番組は、気候変動に関するリアルな現状と環境問題の奥深さを伝えています。エピソード1は、Youtubeでも視聴可能でしたが、英語版のみでした。今回、BS1が全作品を放送することで、日本の視聴者の皆様にもご覧頂きやすくなったと思います。

昨年エミー賞を受賞し、米国の新たなドキュメンタリー大作として評判の本作品は、CIもその製作過程において深く関わってきましたが、CIメンバーが多く出演しております。

まずは、CI副理事長のハリソン・フォード。

ハリソンは、インドネシアで主にパーム油農地拡大による森林破壊が引き起こしている、気候変動の問題をレポートします。ハリソンが、CIの副理事長に就任してから、20年以上たちますが、CIとの出会いは、ハリソンからのコンタクトであったというほどで、セレブリティとしてではなく、自身の危機感と使命感をもって、とても熱心に環境問題に取組んでおります。本ドキュメンタリーでのハリソンの表情を見れば、事態の深刻さが伝わってくると思いますが、あまりの迫真の様子に映画か!?と思わせてしまうあたりは、さすがハリウッドスターです・・・笑

そして、番組内でハリソンとともに行動しているのが、CIの執行副理事長のラッセル・ミッターマイヤー博士。世界で知られる霊長類学者であり、IUCN(国際自然保護連合)の名誉会員でもあります。

そして、現在CIのコミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントであり、米国で著名な環境活動家、TVコメンテーターである、M・サンジャヤン博士も気候変動を引き起こす元凶といわれる、エルニーニョ現象が発生する現場を訪れています。(尚、サンジャヤンは、撮影時はまだCIのメンバーではありませんでした。)

そして、ピュリッツァー賞を3度受賞、「フラット化する世界」や「グリーン革命」の著者であり、奥様がCI理事メンバーである、トーマス・フリードマン氏も出演しています。フリードマン氏は、本作品の中で、アメリカの旱魃が、エジプトの”アラブの春’の原因になっている事実を突き止めます。また、乾燥化が進むイエメンで、人々が命がけで水を奪い合う現場を訪れます。オバマ大統領に核心に迫るインタビューをするシーンも必見です。

「Year's of Living Dangerously」は、あのアーノルド・シュワルツェネッガー氏やジェームス・キャメロン監督がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねており、また、.現場を伝える”特派員”として、上記キャスト以外に俳優のマット・デイモンやジェシカ・アルバなどが出演するなど、業界内では構想段階から、早々たるメンバーが参加しているドキュメンタリーとして、話題の作品であったそうです。

笑いごとではすまない、人間の活動が引き起こしている、地球の変化。その影響は、見える見えないに関わらず、あらゆる形で私たちの生活に影響を及ぼしています。

貴重な機会ですので、ぜひ番組をご覧ください。


【NHK BS1放送スケジュール】


第1回  「乾く大地/Dry Season」
3/2月・深夜24時~(3火・午前0時~)

第2回  「森がなくなるとき/END OF THE WOODS」
3/3火・深夜24時~(4水・午前0時~)

第3回  「高潮に揺れる町/THE SURGE」
3/4水・深夜24時~(5木・午前0時~)

第4回  「氷と業火/ICE AND BRIMSTONE」
3/5木・深夜24時~(6金・午前0時~)

第5回  「政治家たちの覚悟/TRUE COLORS」
4/6月・深夜24時~(7火・午前0時~)

第6回  「変革の風/WIND OF CHANGE」
4/7火・深夜24時~(8水・午前0時~)

第7回  「反乱・再建・刷新/REVOLT, REBUILD, RENEW」
4/8水・深夜24時~(9木・午前0時~)

第8回  「待ち受ける未来/A DANGEROUS FUTURE」
4/9木・深夜24時~(10金・午前0時~)

第9回  「山を動かすとき/MOVING A MOUNTAIN」
4/13月・深夜24時~(14火・午前0時~)


●BS世界のドキュメンタリー番組HP
http://www.nhk.or.jp/wdoc/index.html

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