アニマルラブ ~動物たちのちょっと変わった8つの愛の表現方法~

本ブログは、CI本部ブログのAnimal love: 8 weird ways species get it on を日本向けに和訳編集したものです。
By モリ―・ベルゲン

ニュージーランド、アンカー島のカカポ。世界で一番重いこのとても珍しいオウムは3年か4年に一度特定の木が実をつける時だけ繁殖する。(© Jake Osborne/Flickr)

エディターの言葉;
今日はバレンタインデーですね!恋愛は人間にとって複雑なものですが、ある動物たちにとってはもっと複雑です。バレンタインデーにちなみ、世界的に有名な霊長類学者で元CIのラス・ミッターマイヤー博士に教えてもらった動物たちの多様な愛の育み方をご紹介します。

1. オスのカカポは、近くにある木が実を結んでいるときにだけ交尾ができる

カカポはニュージーランドに生息している夜行性の空を飛ばないオウム。この絶滅危惧種のオウムのオスは、山のてっぺんまで登って愛情表現のための場所を作ると「ブンブン」と何百回も鳴いてメスにアピールします。けれどもメスは34年に一度ある特定の種の木(リムノキ)が実をつけた時にしか、オスに関心を示しません。なのでオスは何千回も何万回も「ブンブン」鳴いてようやくメスを引き寄せることができるのです。


2. 大きな睾丸のサルは、歯ではなく精子で戦う

このブラジルのウーリークモザルの赤ちゃんはきっと母親と一番男らしく交尾をした父親に育てられたのだろう(© CI/RUSSELL A. MITTERMEIER) 
ブラジルの大西洋岸森林に生息する南アメリカのクモザルの中で一番体長の大きいウーリークモザルは、体の大きさに見合った大きな睾丸を持っています。メスが発情しているときにオスは順に交尾します。一番精子を出したオスが、子どもたちの父親になります。それでもウーリークモザルはメスをめぐってケンカをすることはほとんどなく、オス同士には仲間意識が生れています。

 

3. カナダでは、毎年何千ものヘビが集まって交尾パーティーをする


「スネークダンス」の様子 (ヘビが苦手な方はご注意ください!)

マニトバ湖周辺の鍾乳洞の周りには地質学的にレッドサイドガータースネークにとっての絶好の交尾スポットです。春になると、洞窟で冬眠していたスネークたちが一斉に出てきて、交尾するメスを探します。オスは大群の中からメスを探しているうちに、ボールのように絡まってしまうこともあります。

4. ワオキツネザルはメスが仕切っている


マダガスカルのワオキツネザル (© ART WOLFE/ WWW.ARTWOLFE.COM)

マダガスカルのワオキツネザルの社会はメスが支配しています。メスはオスをこてんぱんにするだけでなく、メス同志の中にも力関係があり、下位のメスはとても大変です。

5. カメがデートをする資格は…丸くて、近くにあること?

ガラパゴスゾウガメ。ほかの種のカメと同じように愛情表現する相手を選ばない。 (© ISLAND CONSERVATION 2012/FLICKR CREATIVE COMMONS)
カメはちょっとでもカメに似ているものが近くにあると、すべてと交尾しようとします。例えば、サッカーボール、岩、靴、別の種のカメ…。交尾中のカメが発する鳴き声も独特です。(まだ聞いたことがなかったらぜひジュラシックパークをもう一度観てみてください!) 

6. 一夫一婦制といわれるテナガザルでさえ、浮気するものもいる

インドネシアジャワ島の二匹のワウワウテナガザル (© LUKAS BLAZEK) 
 

テナガザルは哺乳類としては珍しい一夫一婦の種だと動物好きの人たちはよく言います。それでも、浮気をする個体もいるのです。


7. コレクション好きなニワシドリは青い宝物でメスを引き寄せる



オーストラリアとニューギニア島に生息するニワシドリは、がらくたコレクターです。彼らは目に留まったものはなんでも、特にプラスチックのかけらやメタル、種、殻など、きらきらしたものを集めてメスを引き付けようとします。

8. オランウータンの世界では男らしくないやつでもモテる

マレーシアボルネオ島でおやつを食べているフラッジがあるオスのオランウータン。 (© TROND LARSEN) 

オスのオランウータンは成熟すると、フランジと呼ばれる頬パッドが発達します。大きなフランジのオスはオランウータンの世界では、サッカー選手のよう。そうしたオスが支配的なのかと思いきや、弱々しくフランジのないオスもあらゆる交尾のチャンスを逃さないので、大きなオスに比べて逆に生殖的には成功(者)と言えます。

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