【COP16】公平だが進まない協議

12月8日(水)に始まる閣僚級会合まで、残すところあと2日。今回のCOP議長を務めるメキシコのエスピノザ大臣は、昨年のCOP15が「密室会談」であったと、一部の途上国側が強くクレームした経緯に最大限の配慮を示し、先週の時点で「透明性を何よりも優先する」と強く訴え、途上国を中心とした多くの国々から拍手喝采を浴びていました。

先週より、ほとんどの交渉がクローズド・セッションとなったため、それぞれの交渉の状況は分かりませんが、多くの国々の意見を公平に聞いてからドラフト作業を開始するというのは、大変時間を要することでもあります。事実、多くのセッションにおいて、交渉の遅れが目立っているようです。

6日(月),7日(火)に大きな進展はなく、AWG-LCA、AWG-KPともに、新しい交渉文書が出ることはありませんでした。今回の交渉の焦点は、この2つの交渉間における「バランス」。水曜日に始まる閣僚級会合までに、提案されるはずの交渉文書を参加者が心待ちにしています。


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