COP/MOP1始まる!@寒い寒いモントリオール

いよいよ今日から、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の歴史的な(?)COP11&COP/MOP1が始まりました!

COPとはConference of Parties、すなわち条約締約国会議のことで、今年で11回目(ちなみに、あの京都議定書が合意されたのは、97年に京都で開催されたCOP3)。そしてMOPがMeeting of Parties、すなわち京都議定書の締約国会議。今年2月に10年かかってやっと発効したKPの記念すべき第1回の締約国会議というわけです(当然ながらKPから離脱した米国はMOPには参加できません!)

例年、2週間の会期の最初の頃は、まだ参加者もまばらでのんびりした雰囲気が漂ってるんですが、今年はCOP/MOP1だからか、それとも2012年以降の温室効果ガスの排出削減の枠組みの交渉が始まるからか、初日から熱気があってちょっとビックリ。参加登録するにも、2時間かかる始末!COP恒例のサイドイベントも初日から盛り沢山で、NGO参加者の多くは(そして政府代表団の多くも)、本会議そっちのけでサイドイベント会場を渡り歩いています。

生物多様性、特にホットスポットの保全に取り組んでいるCIですが、気候変動が進むことによる生物多様性への影響(生物の生息環境の変化など)や生物多様性の宝庫である熱帯雨林の消失による気候変動への影響(全世界で排出される温室効果ガスのうち、約5分の1は熱帯雨林の消失により放出されている)など、生物多様性と気候変動は切っても切れない関係ということで、CIジャパンからの2名を含めてCIから全部で10名ほどがCOP11&COP/MOP1に参加しています。明日29日の18時には、早速世界銀行のBio Carbon Fundと共同で、植林事業によるクリーン開発メカニズム(CDM)のあり方(特にどのように生物多様性や地元コミュニティの生活に配慮するか)に関するサイドイベントを開催します。また、それに先立って13時からは、他のNGOと共同で、パプアニューギニアとコスタリカが行動提案している森林保全によるクレジット化に関する議案へのサポートを促すべく(詳しくはCIジャパンのホームページwww.conservation.or.jpにアップの予定)木の着ぐるみの行列などイベントも企画しています。

これからの2週間、CIジャパンのYoshi&Yasuが、最高気温が氷点下でピリリと寒いモントリオールから、地球の将来を左右する(?)温暖化の国際会議の動向をレポートします!

【写真は、参加登録のための行列】
(by Yasu)

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