【COP16】化石賞受賞

初日の全体会合の結果、ほとんどは非公開の会合になってしまいました。生の議論が聞けないのはとても残念です。

もうひとつ残念なのは、日本が化石賞を受賞してしまったこと。2012年に京都議定書の第二約束期間をどうするか、今COPの大きな議論のひとつです。そのような中、会議初日の日本の「京都議定書の期間延長は認めない」との発言は、まさに会場を凍らせてしまいました。主要排出国以外の国々でせっせと努力するとう体制が続くというのは、日本にとっても、地球にとっても、避けるべき道であり、受け入れられない、とはいえ、「交渉を止めた」との批判的な声がそこここから聞こえてきます。

一方で、バスで隣り合わせたイギリスのNGOから参加している女性は、「よくぞ言ってくれたわ。ヨーロッパも同じ状況で、日本の発言はしごくまっとう。アメリカと中国なしの枠組みなんて無意味よ。実質的な解決に向けて、背中を押してくれたわ」と話してくれました。

化石賞はありがたくいただくこととして、COP16そしてCOP16後の議論が進むことを切に願っています。


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