2010年12月11日土曜日

【COP16】松本環境大臣のスピーチ

閣僚級会合での、松本環境大臣のスピーチが終わりました。内容は、会合 2日目に発言した日本のスタンスと同様ですが、日本のスタンスの理由をより細かく丁寧に説明したものです。

内容をまとめます:日本政府が2050年までに 1990年比50%の削減を昨年表明し、現在法案が国会で採択されるよう、大臣として最大限の努力を払っている。今後は各国が削減のための努力を実施する新たな法的枠組みが重要であり、日本にはそのための準備もある。また、京都議定書は参加国が限られており、全世界の排出量の27%しか削減できない枠組みであり、今後は議定書に参加していない国々も参加し、地球全体で80%の削減を目指すような法的枠組みが必要であるこため、日本は京都議定書の第2時約束期間には合意できないこと。一方、京都議定書は2013年以降も継続するものであり、日本としてもその役割を理解している。

日本は昨年のコペンハーゲンにおいて、2012年までの短期支援額として150億ドルの拠出を発表しており、既に52カ国、367のプロジェクトに対し、72億ドルの支援を実施している。また、REDD+パートナーシップの共同議長を務めるなど、新たな枠組みへの貢献をしている、などです。

大臣のスピーチの後、大変珍しい反応がありました。他の国よりほんの少し多い拍手と、ブーイングが両方同時に起こったのです。ブーイングは、どうもウェブキャストでは聞き取れなかったようですが、会場では聞こえました。

ボリビア大統領の熱弁の後の大声援は毎年恒例のことですが、日本が閣僚級会合でこのような反応を得たのは、珍しいことです。この反応は、今後の交渉において、日本が世界でどのような立場におかれているかを、大変正直に反映したものと考えます。



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