2012年3月29日木曜日

動け、動かせTICAD V!


Yasuです。

少し前になりますが、世界の貧困削減を目指したアドボカシーを展開する「動く→動かす」主催のアフリカ開発に関するシンポジムに参加してきました。CIジャパンも「動く→動かす」のメンバーです。

このシンポジウムは、来年(2013年)6月に横浜で開かれるTICAD V(第5回アフリカ開発会議)に向けた市民社会主催のシンポジウムでしたが、市民社会主催といってもスピーカーは、大物ぞろい!まず、開会の挨拶は、名古屋COP10の際にはいろいろお世話になった参議院外交防衛委員長の福山さん。そしてTICAD共同主催者として、外務省のアフリカ第二課長、アフリカ連合(AU)の委員長、在京アフリカが公団代表のウガンダ駐日特命全権大使、世界銀行のアフリカ局長、国連事務局のアフリカ特別顧問事務所事務局長、そして僕の古巣でもある国連開発計画(UNDP)のアフリカ局長(局長付きで来日されていた古い友人とも12年ぶりに再会できましてん!)。
さらには、アフリカと日本の市民社会・NGOの代表、JICAアフリカ部長、在日のアフリカビジネスパーソン、在日アフリカ人コミュニティの代表などがパネリストで参加し、活発な議論が展開されました。


議論の内容については、ここでは触れませんが、特に印象に残った点を二つほどご紹介しときます:

ひとつは、アフリカからのスピーカーの皆さんの自信にあふれたスピーチです。
大陸の平均経済成長率は、優に5%を超えていて、特にナイジェリア、コンゴ、赤道ギニアなどの資源が豊富な国は10%前後の成長率を誇ってます。中国もびっくりの成長率やね!
そんなわけで、アフリカからのスピーカーのスピーチはどれも自信にあふれてて、もっと日本のODAを増やして欲しいというようなことを言う人 はひとりも無く、それよりも日本企業にもっとアフリカで出てきてほしい、日本企業は欧米の企業を介さずに直接アフリカでビジネスをしてほしい、という熱い お誘いばかりでした。
「『貧困にあえぐ可愛そうな大陸』は過去の姿であり、先進国の憐れみや情けは必要としていない。それよりも、ビジネスをしに来て、 いっしょに(経済)成長しましょう」という、20年近くほとんど実質的な経済成長の無い日本にとってはありがたい(?)お誘いでした。
でも、ちょっと残念やったのは、経済成長がもたらす潜在的な負の側面、格差問題、さらには環境への影響などについて触れた人はほとんどなく、唯一UNDPアフリカ局長が、グリーン経済、グリーン成長の必要性について述べたぐらいやったね。

一方で、世界の最貧国の6割以上がアフリカ大陸にあるのも事実であり、たとえばHIV/AIDS感染者も5%(国によっては25%を超えるところもあるねんで!)を超えるなど、まだまだ開発上の問題が多いのも事実やねん。
そんな中で、経済成長の「恵み」の公平な配分問題もそうだけど、会場からのジェンダーに関する質問への答えが、ある意味衝撃やったわ。日米あわせて11名のパネリストの中で、女性パネリストはといえば、、、、ゼロ!まあ、それだけでジェンダー問題をどうおこう言うことは出来ないけれど、この事実について問われたとあるアフリカからのスピーカーのおじさんの答えを聞いてると、まるで日本のおじさんの言ってるような内容と変わらず、まだまだ問題の根は深いなあと思わされた次第です(って、日本のジェンダーもまだまだってことやね)。
そのおじさん(アフリカ政府高官)曰く、アフリカ女性は、とても活気があって元気で、市場へ行けば女性が主役で、家庭でも女性が主役。アフリカのどこへ行っても元気な女性を見かけないことはない。私は、女房 に頭が上がらない。。。。などなど。まあ、どう聞いても、ジェンダー意識が主流化されてるような回答やないなあと思いました。

CIでは、今年の5月に、ボツワナの首都ハボローネで、CI理事でもあるイアン・カーマ ボツワナ大統領をホスト役に、Rio+20会議に向けたアフリカ首脳会議の開催を予定してる中、まあ、現在のアフリカ大陸の光と影を改めて如実に実感したシンポジウムでした。

CIジャパンもメンバーの「動く→動かす」について詳しくはこちらをどうぞ → http://www.ugokuugokasu.jp/

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