2012年4月12日木曜日

釜石の奇跡

事務方のYです。

「釜石の奇跡」という言葉をご存知でしょうか?
3・11の津波の際に、釜石の小中学生は、99.8%が無事だった。そのことを「釜石の奇跡」と呼んでいます。

どうしてそういう奇跡が起こったのか、それは、想定外を乗り越えることのできる対応力を子供達が持っていたからです。先日、知り合いから貸して頂いた「釜石の奇跡」に関するビデオを見ました。
その内容によると、子供たちの指導に当たった群馬大学大学院の片田敏孝教授のお話は、興味深く、改めて教育の大事さを再認識いたしました。

片田教授は、2004年のインド洋津波で、23万人が亡くなる惨状を目の当たりにして、日本にも津波が来るから何とかしなければと思い、防災講演会などを催したが、あまり効果ないことから、拠点を定めて防災教育に力を入れることした。その拠点のひとつとして、何度も津波の被害に襲われている釜石が選ばれた。

最初、釜石の子供達に「津波が来たらどうする?」と聞くと、みんな「逃げないよ、お父さんだって、おじいちゃんだって逃げないもの。ここには世界一の堤防があるから大丈夫だよ。」と答えたそうです。

そのような子供たちに、教授は辛抱強く、「避難の3原則」を教えていきました。

避難の3原則
① 想定に捕らわれるな!
  ハザードマップを信じるな、想定は人間が作ったもの
② 君はその時にできるベストをつくせ!
  地震が来る、どんな津波がくるかわからない、だから最善のことをやるだけ
③ 自分に向かい合え!
  それは(率先避難者)たれ

③は、そのまま理解すると真っ先に自分の命を守り抜けと言うことになり、「自分だけ先に逃げちゃっていいの?」と子供達から反発があった。教授は、「いいか、例えば火災報知機が鳴った時、誰も逃げない。でも君が勇気を持って最初に逃げてみろ、みんなが従うようになる。それぞれが率先避難者になれと言う事だ」と教えました。

結果として、子供たちが率先して逃げたおかげで、親、祖父母も従い、大人の命も救ったことに繋がったそうです。私は、この教訓から、環境問題も同じことが言えるのではと思いました。

CIも、一昨年になりますが、公立中学校で、森林破壊を題材にした授業を行ったことがあります。インターナショナルスクールの子供たちが話を聞きたいとオフィスまで来てくれたこともありました。

現在は、代表や副代表が、大学での講義を行う機会は比較的多くありますが、小中学校で教えるオファーは頂戴していません。できましたら、もう少しそういう機会があったらいいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご感想やご意見をコメントしてください。