2007年12月14日金曜日

【COP13】ノーベル平和賞受賞者アル・ゴア氏ご登場!

ノルウエーでノーベル平和賞の受賞式に出席した後、アル・ゴア氏は、昨夜(現地時間19:30)、バリで開催されているCOP13会議場に直行し、 COP13参加者を前に、一時間近く特別演説を行いました。同じくノーベル賞を受賞したIPCCのR.パチャウリ議長も、ゴア氏と一緒に会場に駆けつけました。

今回の演説では、ゴア氏は、前アメリカ副大統領としてではなく、責任ある一アメリカ市民として、彼の率直な意見を述べたような気がします。中でも印象的だったのは、“私は不都合な真実について話します。私の国、アメリカは、バリ会議における交渉の進展を妨害している責任がある”とアメリカを名指しで批判しました。また、“アメリカに対し怒りや不満を抱き続けることもできるが、今、困難な作業を遂行しこの状況を一歩前進させるという選択をすることもできる”と、この状況を打破する必要性を強調しました。既に気候変動の影響は危機的であり、“科学者たちは、私たちが顕著な変化をもたらす時間は、10年もないと警鐘を鳴らしている”、“北極の氷河もあと数年で全滅する可能性もある”と今すぐ、地球規模の対策を打ち立て、開始する必要性を強調しました。

今の共和党政権は来年12月まで続くが、再来年誕生する政権は、政策転換をすることを期待するとも言いました。既に、連邦政府とは別に、カルフォーニア州やニューヨーク市など、アメリカの州や市レベルでは、独自のGHG排出削減目標を定め、自主的に動き出していることも紹介しました。

「次世代のためにこの美しい大事な地球を守れるのは、我々の世代である。もし、地球を守れなければ、後々、私たちの子供や孫たちには、どのように説明もしくは言い訳をすればいいのか。」ゴア氏は、そのような問いを私たちに投げかけ、演説を締めくくりました。

地球が病んでいることは、避けられない事実です。

バリ会合の最終日を目前に、各国の政府代表の前での、勇気ある力強いゴア氏の演説は、ノーベル平和賞受賞者にふさわしいものでした。会場からは、演説の節々で、拍手喝采が鳴り響き、観客に希望を与えました。“感動した“、”すばらしいスピーチだった“、”明日まで頑張るぞ“といった感想が観客から聞こえてきました。演説を聴いている最中は、お祭りムード気分がガラリと変化し、いきなり現実が突きつけられ、背筋がシャキッとした瞬間でもありました。

日本の政治家や歴代首相からも、ゴア氏のような、ダイナミックで、勇気を持った、影響力のある発言がなされることを、今後、期待したいと思います。

ゴア氏のスピーチのタイミングは、UNFCCC側の非常に戦略的なものであったような気がします。COPの参加者もゴア氏の演説のスケジュールは、12日に告知されました。最終日に当たる本日、ゴア氏の演説はどのように反映されるのでしょうか。最終日のプログラムは、今も、続いています。

(by Makiko)

ちなみに、以下から、アル・ゴア氏が、CIのために気候変動のこと、生物多様性のことを語っているビデオが見れます。是非、見てみてください↓
http://youtube.com/watch?v=QpiSXsHdNr4

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