2007年12月12日水曜日

【COP13】(速報!)鴨下環境大臣スピーチ

今日から、ハイレベル・セグメントが始まったのは、先に報告の通りです。午前中には、開会セレモニーがあり(入場制限があり、僕は入れませんでしたが)、インドネシアのユドヨノ大統領がアメリカを名指しで批判して、場内の喝采を浴びるという場面もあったようです。

午後からは、各国代表団によるスピーチが始まり、10分ほど前に、鴨下環境大臣によるスピーチが終わったところです。

第一印象として、小池大臣、川口大臣と英語が達者な女性大臣は、英語でスピーチしてたのですが、大木大臣、若林大臣、そして今年の鴨下大臣と日本語でのスピーチは、なんだかなあという感じでした。国連公用語でスピーチをしない数少ない国のひとつだったようです(少なくとも、ここまでのところ。)

まあ、様式よりも、スピーチの内容が重要だと思いますが、正直大きな関心を呼ぶものでなかったといわざるを得ないと思いました。

まず、日本の京都議定書目標が大変厳しく、昨今の排出状況から、目標達成が非常に困難だ、というフレーズから入ったのは、びっくりしました。目標の達成が厳しいのは、日本国自身の責任以外のなにものでもないわけですから、多くの代表団は、興醒めで聞いていたのではないでしょうか。少なくとも海外のNGO仲間からは、目をぱちくりさせながら、僕の方に視線を投げかけられてしまい、僕は肩をすくめるしかできませんでした。

今回の会議の前半には、世界銀行の森林カーボン・パートナーシップ・ファシリティ(FCPF)への1000万ドル(約11億円)の拠出を正式に発表しましたが、残念ながら更なる貢献の発表もなく、これまでサイドイベント等で主張してきた日本政府のポジションの繰り返しだったのも、予想はしてましたが、残念でした。(ちなみに、FCPFへの拠出は、10月に早々と決めていましたが、その後オーストラリアや北欧諸国など、多くの国が数百億円単位での拠出を発表し、資金規模ですっかり霞んでしまいました。)総論としては、バリ・ロードマップの重要性を強調し、「これが合意できなければ、バリ会議は失敗」とまで言ったものの、具体性に欠けた印象も否めませんでした。日本がプッシュしている「セクター・アプローチ(国ごとではなく、産業部門ごとに原単位目標=ベンチマークを設定して、全ての国が参加する)」への言及があったけど、正直、理解を得られていないのが実情かと思います。

唯一、僕的に評価できるかなと思ったのは、森林保護の重要性が2回にわたり触れられたことでしょうか。

ちょっと厳しすぎる寸評だったかもしれませんが、来年のG8ホスト国として、世界第二の経済大国として、そして京都議定書の生みの親(場所だけですが)として、世界が共感できるようなリーダーシップを発揮してもらいたいと切に思っているだけに、よけいに失望してしまったというのが、正直なところです(まあ、予想はしてましたが。。。)

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