2007年12月11日火曜日

【COP13】宗教とコンサベーション

今日は、CI主催による「宗教とコンサベーション」というテーマでのパラレル・イベント(UNFCCC事務局に登録された正式なサイドイベントではないけれど、会場周辺で開かれる非公式サイドイベント)が開かれました。

このイベントは、自然と宗教の強い関連性に着目し、CIインドネシアがここ数年かけで、インドネシア国内のさまざまな宗教との対話により、自然環境保全への理解を深めてもらい、広く一般にそのメッセージを発信してもらう取り組みの集大成で、インドネシアのユドヨノ大統領の出席の下、インドネシア国内の主要な宗教であるイスラム教、キリスト教、仏教、ヒンドゥー教、儒教(!)から、それぞれ自然環境保全の大切さの話がありました。

日本人は世界でも稀にみる宗教への無関心な国、との調査結果もあるくらい、私たちにとっては、宗教はあまり身近なものではないですが、各宗派の代表者からは、それぞれ自然環境がいかに各自宗教の中で重要な位置づけにあるか、次世代に残していかなければならないか、という話があり、環境保全における宗教の果たしうる役割を考えされられました。

特にユドヨノ大統領の話した、「宗教は、人々の価値観や行動規範を形作ってきたものであり、今、地球環境の保全のために求められているのは、まさに新たな価値観と人々による行動だ」という言葉が印象に残りました。

COPでは、南北対立、欧米対立、産油国・消油国対立、森林国・非森林国対立などが、さまざまな議題において連日際立っており、今日のSABSTAでも、ノーベル平和賞を受賞したIPCCが先頃まとめた第4次評価報告書の内容について各国が「合意」できないなど、対立の目立つCOPとなっています。そんな中での、ユドヨノ大統領の言葉は、議長国として、なんとか持続的な地球社会への第一歩を、このバリの会議から踏み出したいという想いが込められていると感じた次第です。
(by Yasu)

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