現役大学院生がきく”CIジャパンスタッフの「世界を舞台に働く」”とは 第4回目 磯部 麻子 vol.1

こんにちは。CIインターンの菊池です。
CIジャパンスタッフのインタビュー記事の第4弾です!

CIジャパンでインターンを始めてまず驚いたのが、スタッフがなんと7人しかいないこと!
そして、一人ひとりが何かのプロフェッショナルで、異なる経験と能力を持ち、ユニークで魅力的なのです。そんな彼らが新宿の小さなオフィスから、世界規模の問題に立ち向かうなんて、まるで何かの映画のストーリーのようですよね。
でも、これはフィクションではありません。

彼らのリアリティと魅力をお伝えすることで、CIジャパンのことを少しでも近くに感じて頂ければと思います!!

磯部 麻子インタビュー Vol.2>Vol.3> 
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What’s CI?
米国ヴァージニア州に本部を置く国際NGO。「自然を守ることは、人間を守ること。」をスローガンに、地球が長い年月をかけて育んできた自然生態系を保全し、人間社会が自然と調和して生きる道を具体的に示すことをミッションとする。世界30カ国以上で約900名のスタッフが2,000以上のパートナーと共に、持続可能な社会の構築を目指して活動している。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今回から、CIジャパンで広報とマーケティングを担当されている磯部麻子さんのインタビューです! CIジャパンの要(かなめ)でもある「広報」という仕事をする傍らで、家庭や子育てにも奮闘している彼女にお話を伺いました!


磯部麻子 Asako Isobe
コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 広報担当
マーケティング&コミュニケーション シニアコーディネーター
東京都大田区出身。成蹊大学卒。20歳前後からオーストラリアやアジア各地を旅した経験をもとに在学中、自然や少数民族文化をテーマにした輸入雑貨業を起業。その後IT業界、外資系企業において、主に企業のブランディングに関わるプロジェクトに携わる。その後、元々大好きだった自然に携わる仕事がしたいという気持ちが強まり、2010年よりCIジャパンに参加。CIのグローバルネットワークを活かしながら、SDGs達成へ向けた普及啓発に取り組む他、CIジャパンが実施する国内外プロジェクトのコミュニケーションを担当している。
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菊池:磯部さんのCIでの現在のお仕事は普段どんなことをされているのですか?

磯部:広報というと、伝える事やPRすることが主だと思われますが、役目としてはもう少し広くて、外部とのネットワーク作りも大事な仕事です。CIグローバルの中では、ブランディング&コミュニケーションのメンバーでもあります。CIでは、より積極的な働きかけを行うという意味で「アウトリーチ活動」といいますが、具体的な仕事としてはまず、外部向けに発信される情報の責任を負っています。本国のリソースは、すべて英語なので、そうした英字原稿の翻訳&編集、 WEBサイトのコンテンツ構成やレイアウト検討、CRM制作、外部委託コントロール、ブログ、活動レポートやメールマガジン、また、公式SNSも管理しています。他に、動画やブローシャーなど、コミュニケーションツールの制作、また一般の問い合わせの窓口対応、メディア対応などです。
 あと、コミュニケーション関連での連携で、企業とのパートナーシップも担当させていただいているものがあります。クリエイティブを使った普及啓発関連のパートナーシップ、他には、インターン受け入れなどでのやり取りも担当しています。

菊池:時短で働かれているのですね。

磯部:子供が生まれて、育休からそのまま継続させて頂いています。CIでの仕事は、組織のミッションに共感していて大義もあり、好きなので、仕事というよりはライフワークに近くて、仕事だけに没頭できる状況ならずっとやれるだろうな、という気持ちはいつもあります。でも子供が生まれて親になって、これまで想像できていなかった世界が開きました。今、ココにいられることへの感謝や、親として平和を望む想いなど改めて感じます。だから、子供とどう過ごすか色々と考える中で、教育ということについても考えるようになってきました。仕事だけに没頭できない部分でやりこめない感じがもどかしくもありますが、家庭時間も大切にしたいので、時間の使い方が随分変わったと思います。

菊池:お子さんができて、今の仕事に対してや、未来に対する想いって変わりましたか?

磯部:子供が生まれた時、周りの方々に“未来のこと考えるようになったでしょう?”って言われましたが、その通りでした。CIへ入ってから、自然保護やサステナブルへ向けたな取り組みを知る機会も増え、世の中が脱炭素社会にシフトしていく流れに希望を感じる反面、気候変動の進行のスピードと比べると(ティッピングポイントまでに)社会の変容が間に合うのか、とても危機感を持っています。もともと自然が好きでCIへ入りましたが、子供が生まれて、環境だけでなくて、社会情勢も気にするようになりました。環境問題を考える時、貧困の問題や格差の問題も同時に考えなければいけないし、同時に、これからは更にテクノロジーの進化が進み、自分の子供が大人になる頃は、今とまったく違う常識を持った世界になっていると思うんですよね。高度にシステム化されていく社会で、子供たちが自らを見失わずに、平和と調和の中で生きられるようにしたいと強く感じます。だから、子供が生まれて、もっと想像するようになりました、未来のことを。

菊池:ありがとうございます。磯部さんご自身の子供の頃の経験は、今の仕事に関わっていますか?

磯部:そうですね、とてもリンクしていると思います。鎌倉の由比ヶ浜に曾祖母宅がありました。家系は代々東京で田舎の親戚がなく、小さい頃は夏休みに田舎のおばあちゃんのところへ行くお友達がとてもうらやましかったです。祖父が早く亡くなり、女手一つで父たちを育てた祖母が歴史と旅行好きで、父も活動的な人間だったので、毎週末のように、山や川でキャンプしたり、冬はスキーだったり、自然のある所にたくさん連れて行ってくれました。泳ぎ方も湖の浅瀬で練習して覚えました。だからこそかもしれませんが、より記憶に残っていて、今思えば自然の中での体験というのがしっかりと自分の原風景として存在しているように思います。それは親のおかげです。

子供の頃の家族キャンプ



大人になってからも、広大なスケールでの自然が好きでした。CI的には、いわゆる景観、ランドスケープです。地球の大きさに想像を馳せていて、そこにいつも憧れがあるんです

学生のときにタイのタオ島という島が好きでよく行っていました。断崖絶壁のところにかろうじて立っているバンガローがあって、朝起きたら目の前に水平線が見える場所なんですけど、その島での海や山がすごく好きで、将来は、島に住みたいと思っていました。

菊池:その夢、磯部さんなら本当に実現しそうですね。

タオ島にて

磯部:でも、島に行くたびに毎年毎年開発されて行く様子が悲しくて。同じ場所に行くのですが、以前は自然の草道だったのが、翌年は舗装されていたり。小さな屋台が出てたところがガラスのショーウィンドウになってしまったりして。風景がものすごいスピードで変わっていくところを目の当たりにして、焦りを感じましたし、悲しみも感じました。
やめてー、島を開発しないでー、と食い止めたいと思う気持ちもありましたが、でも、一方的な理由だけで否定できないじゃないですか。様々な立場があって、事情があるから。人が増えて、グローバリゼーションが進んだ社会で、避けようがない地域の開発を、より良い形で実現したい。自然や文化、良いものを大切に残しながら皆が幸せになるような社会。CIで働いているとき、そうした経験の積み重ねがモチベーションの根底にあると思います。

菊池:磯部さんって、動物も好きですよね。CIの動画に出てくる動物とか見ながら微笑んでるのを見掛けましたよ。

愛犬ジャッキーと
磯部:犬とウサギを飼っていました。許される環境があればまた動物を飼いたいです。実は私、CIに入る前は、人間がこの世にいない方がもっと地球はきれいだろうなと思っていたんですよね。でも、CIに入ってからは、CIのメッセージ「自然を守ることは、人を守ること。」に共感するようになって。なぜなら、自分たちの存在は否定できないじゃないですか。CIに入り、自然保護には現場だけでなく、仕組み作りへの働きかけなど、様々な手段があるということを知って、現在のこの状態を引き起こしたのは人間だけれど、それを解決できるのも人間しかいないだろうと思い、希望が持てた気がしています。

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いかがでしたでしょうか。

インタビューの中で磯部さんは、“人間がいない方がもっと地球はきれいだなと思っていた”
と話してくださいました。自然が好きな人や環境問題に興味がある人には同じような想いを抱えている方も多いんじゃないでしょうか。私もその一人で、でもそれを答えにしてしまうと自分の存在を否定してしまうという矛盾を抱えていました。

“この状態を引き起こしたのは人間だけど、それを解決できるのも人間しかいない”
CIで働く中で磯部さんの辿り着いたアンサーはとてもシンプルかつポジティブで、心に刺さりました。

次回は、CIジャパンの中でも異色といわれる磯部さんのキャリアについて、インタビューさせていただきたいと思います!

現役大学院生がきく”CIジャパンスタッフの「世界を舞台に働く」”とは

次回もぜひお付き合いください!

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