2006年11月15日水曜日

MOTTAINAI

13日から2週目に突入しました。1週目は、これまでのCOPと比べても緊張感が無いと言うか、のんびりとした雰囲気で進んだのですが(これがアフリカのペースだと、みんな冗談で言っていますが(笑)、実際には今回のCOPで大きな合意が必要な議題がないこともあるようです)、水曜日からのハイレベル・セグメント(閣僚級会合)を見据え、今日から門限も午後9時まで延長されました。

☆ 森林破壊防止に関するワークショップ開催でほぼ合意 ☆

週末の間には、非公開のインフォーマル・コンサルテーションも多数開かれたようで、CIがフォローしている森林破壊防止(Avoided Deforestation:AD)も、合意文書案が概ね固まったようです。

ADは、昨年のCOP11で、「COP13で結論を得る」と決められ、今年の8月には第1回のワークショップが開かれました。今回のCOPでは、それに続く第2回ワークショップの開催要項を決めるのが主な仕事となっています。ワークショップの開催自体には、反対意見はなかったものの、ワークショップの内容については、将来的なADへの経済的インセンティブの付け方を議論したい途上国(特に森林破壊の激しい国)と、新たな資金メカニズムに議論を開くことを避けたいアメリカやオーストラリア(京都議定書にも入っていない彼らは、何の議題であれ前進を阻もうとしているということで、かなり評判悪いです)が対立気味だったのですが、結局、新たなしくみについての協議も可能となる「政策」も議題含めることに決まったようです。

☆ MOTTAINAI! ☆

13日は、2004年のノーベル平和賞受賞者で、ケニアの環境副大臣でもあるワンガリ・マータイさんがCOP会場に来られ、自伝「Unbowed – One Woman’s Story」のブック・サイニング(本へのサイン)がありました。僕も、さっそく本を購入し、サインしてもらいました(写真↑)。握手してもらいつつ、彼女が長年取り組んできたグリーンベルト活動について、その意義を聞いてみたのですが、木を植えること以上に、女性たちをエンパワーメントできたことが大きいとおっしゃっていました。これが、まさに彼女がノーベル平和賞を受賞した理由なのだろうと思いました。また、若者たちが植林活動に従事することにより、都市部のスラムなどに流入することも防ぐことにつながっているようです。

ノーベル平和賞といえば、ゴルビーや国連平和維持活動など、まさに平和の維持や戦争の回避などの実績が評価されてましたが、マータイさんといい、今年受賞したバングラデシュのグラミン銀行(民間の小規模融資の先駆けで、無担保無利子で零細農家などに融資する銀行)など、環境や貧困問題への取り組みが「平和」への貢献として評価されるようになったことは、非常に意義があると思います。今年のサイドイベントの多くや、COPでも、途上国の持続可能な発展や貧困問題、環境倫理などが頻繁に議論されていますが、この流れがあってのことのように思います。

♪ 今日の無駄話 ♪

毎年COPでは、これでもかというくらい日本人参加者が目に付くのですが(政府団の規模でも、日本は大国です)、今年は何と言っても韓国人が多いです。もちろん、気候変動問題に関心を持つ人が韓国でも増えているということかと思いますが、一方で別の見方もあるようです。というのは、先日、次期国連事務総長に韓国の方が選出されましたが、韓国政府からは、既に引継ぎ準備チームなどが国連本部に送り込まれているそうです。で、国連の中でも最重要条約のひとつでもある気候変動枠組条約をより重視するようになったのかもしれません。そういえば、来年のCOPは、順番でいけばアジアの番。ひょっとしたら、来年のCOPホスト国を引き受けるのかな?と思ってだのですが、噂ではどうやらインドネシアのバリ島だそうです。政府代表団の人に聞いたところによれば、元々春先にはタイがホストすることに決まってたのが、例のクーデーターがあったために白紙となり、その後インドネシアが手を挙げたということだそうです。来年は、バリか~♪

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