【UNFCCCボン会合】SBSTAインフォーマルでの合意文書内容

たった今、SBSTAのコンタクト・グループが終了。会場で、交渉官の皆さんが昨夜と今朝を費やし合意した文書が配布されました。昨日クローズに持ち込まれる寸前の時点での文書は、正直かなり改善が必要という印象でしたが、妥協案としては何とかまとまったというところでしょうか。

特筆する点として、REDD+の方法論におけるガイダンスや参照レベル、参照排出レベルなどについて、締約国のみならず、UNFCCCで認可されているオブザーバーも9月19日まで見解を提出できることとなっています。また、上述の件に関して、専門家レベルの会合の開催を事務局に要請することとなりました。また、昨日まではかなり混乱した付属文書が添付されていましたが、今回の文書では、1)セーフガード、2)参照レベル/参照排出レベル、 3)MRVのガイダンスに関して、それぞれ整理すべき項目がまとめられています。

ここまで来るのに10日以上、会合は明日1日残るのみ。本日午後(未だ開始時間未定)より、各SBSTA/SBIグループより結果を報告する会議が実施されます。ところで、今回のSBSTAの協議項目の中で、REDD+が一番オブザーバーに門戸を開き、オープンな会議を継続しました。これは、昨年日本政府が共同議長を努めたREDD+パートナーシップにおいて、ステークホルダーの参加の重要性についてさんざん協議した結果の成果でもあります。(この件だけについて、天津で2日位費やしましたからね・・。苦笑)この点は、大変評価されるべき事だと思います。


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