日本国内の生物多様性重要地域232箇所発表!


いよいよ6月ですね。
CIでは、6月1日、日本列島にある生物多様性にとって世界的に重要な地域(KBA)の選定結果を発表しました!

日本のKBA(Key Biodiversity Area)は北海道から沖縄まで232か所、総面積は国土の18%(66,000km2)に上ります。でも、KBAの総面積の約半分(国土の8%に相当する3km2)も既存の保護地域の外にあることが分かりました。現在日本では国土の約20%が保護地域に指定されていますが、KBA全てカバーするためには、更にこの8%について対策を講じて、全体で国土の27%を保護する必要があることになります。

昨年のCOP10 では、愛知ターゲットというグローバル目標が採択されましたが、その目標の中には保護地域の拡大もあります。

しかし、保護地域はどこでもいいというわけではなくて、重要地域を効果的に保護していく必要があります。ではどこが重要地域なのか?と言った疑問に対してそれを明らかにしたのが、まさに今回のKBAなのです。

詳しくはCIトップページhttp://www.conservation.or.jp/ からプレスリリースをご覧ください。
リリース内には画像データにアクセスし、無料でダウンロードできるURLコードが記載されています。 

KBAマップ


現在、北は北海道から南は沖縄まで非常に多くの方からお問い合わせをいただいています。
自分たちの住む地域のどこらへんがKBAなのか?といった一般の方のお尋ねから、自分たちが把握している保護地域からどこか外れているところはないか知りたいと言った自治体からのお問い合わせ、また震災復興関連で、KBAの視点を復興計画に盛り込んでいくべきだ・・・といったご意見まで、地域ごとに異なる関心が寄せられています。
余談ですが、AKBと間違えられる方も・・・。


今後、KBAを各地域での保全政策に生かしてもらえるよう、また地域のKBAを認知し、地元の人が次世代のために保全していく行動を起こしていく際の助けになれるよう、KBAキャンペーンを展開していきたいと思っています。

ご意見、ご希望、コメント、感想なんでもお待ちしております。

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