【UNFCCCボン会合】CIサイドイベント:ペルーにおけるREDD+
ボン時間15日(木)夜8時より、CI主催により、ペルーでのREDD+の進捗状況を報告するサイドイベントが開催されました。CIペルーでは、同国のサンマルティン州において、REDD+のプロジェクトを数件開発中です。プロジェクト・レベルでの実施において知見を集積し、準国レベルから国家レベルへとREDD+の戦略を築きあげつつ、国家レベルでもREDD+の戦略作りへのインプットを実施しています。
サイドイベントでは、ペルー環境省が自国のREDD+戦略を発表した後、CIペルーによる現地レベルでのREDD+準備活動や、先住民族の方々とのコンサルテーションのプロセスなどが説明されました。また、CI本部の科学プログラムより、ペルーのみならず、アマゾン地域の衛星画像の解析による歴史的森林減少の分析結果が紹介されました。
さらに、MODISという衛星システムを使い、山火事や違法伐採をリアルタイムでモニタリングし、現地のレンジャーの方々に携帯メール等で知らせるシステムについても発表がありました。この取り組みは、まさにCIが科学と現場レベルをつないだ森林保全のための試みであり、現在ペルーの他にもインドネシアやマダガスカルで採用されています。
残念なことに、SBSTAのREDD+のテキスト交渉と重なってしまい、多くの交渉官の方々が出席を希望されていたのに、来られないこととなりました。何カ国かの交渉官の方々は、それでも抜け出していらしてくれました。(ありがとうございます!)
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