【UNFCCCボン会合】SBSTA/REDDコンタクト・グループ、拍手で閉会!

ボン時間6月10日(金)午後3時、SBSTA(科学的・技術的助言に関する補助機関第34回会合)のアジェンダ採択後、第一回目のREDD+に関するコンタクト・グループが開かれました。1時間半という時間的制約の中で、各国から大変活発な意見が出されました。その結果、今後あと3回程予定されているREDD+のコンタクト・グループで協議されるのは、参照レベル、セーフガード、モニタリング及びMRV、森林減少のドライバーということで、合意に至りました。

毎回会合に参加していてひしひしと感じるのですが、REDD+のグループほど、途上国を含む多くの国々が積極的に発言をする会合はありません。今日の会合は、4日間のアジェンダ採択の無駄を巻き返したいという思いが、多くの国々から表明され、全ての国が自らの思いを健康的に議論する機会となりました。

閉会後は、会場中から拍手まで沸き起こりました。色々なグループの会合に顔を出していますが、こんな会合は初めてです。次回のコンタクト・グループでは、まずREDD+のセーフガードが議題となることが決定しました。また、COP17の前に、参照レベル等技術的な課題を話し合うためのワークショップ、もしくは専門家会合の開催がブラジルから提案され、多くの国が賛同しました。その際、現場でREDD+の実践を行うNGOやUN-REDDからもインプットを求めるべきだという声が多く聞かれました。

風の噂では、本会合はかなりの確率で開催されるようです(予算がつけばですが)。COP17 まであと半年。残された時間内での巻き返しに期待します!


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