2013年6月10日月曜日

【UNFCCCボン会合便り】番外編:何か違う、今年のドイツ

 交渉第2週目、現地時間月曜に突入しました。先週ボンに到着した際は、肌寒い程の天気でした。先週の後半から気温がグンとあがり、楽しみにしていたホテル横の家の庭のバラが、先週末にやっと咲きました。

しかし、週末日曜日と、本日月曜日は、雨模様。また肌寒い気候に逆戻り。ライン河の増水もまた心配され、日曜には河のほとりを心配そうに訪れる住民の方たちの姿も目にしました。

 現在、適応のアジェンダの下で議論されている項目に「損失と被害(Loss and Damge)」というものがあります。これは、主に途上国側で懸念されている、今後の気候変動による被害に対し、どのように損失を補てんしていくか、という議題です。しかし、この議題は果たして途上国側だけの問題なのでしょうか?日本も、2011年のメコン川の氾濫により、タイに生産工場を置く多くの日本企業が多大な損失を受けました。日本企業は、この経験から、世界の工場の生産ラインを利用したサプライチェーンにおけるリスク分散など、多くの事を学びました。「損失と被害(Loss and Damge)」に対し、先進国側は巨額な費用が必要とされるのではと警戒を示しているようですが、気候変動はもはや先進国vx途上国という構造で考えていては、対処できない問題になってきていると感じています。途上国の被害は、先進国の被害にも必ずつながります。