【COP17: ひたすら続くクローズド会議】

交渉5日目、金曜日です。現在、全てのテーマで、明日の土曜日までにLCAのチェアになるべく絞り込まれた文書を報告することを目指し、交渉官が議論しています。残された時間は、あと半日。今夜は、ほとんどの会議が深夜におよぶでしょう。私は政府代表団として登録頂いていますが、合意文書のドラフティング等のクローズドのセッションには、各政府からの参加人数が限られ、参加することができません。ということで、外から様々な情報提供をさせて頂いています。

でも、交渉を聞けないと、何とも手持無沙汰な時間ができるものです。世界中からの仕事にも追われつつ、今日は、COP17の情景をいくつかご紹介します。今回のCOP17のロゴは、地球に根をはる、アフリカの固有の木のイメージ。


こういう幹が太くて特徴のある大きな木を、南アフリカや東アフリカでたくさん見ました。COP15のロゴが、寒々としたガラスの地球だったことを思い出すと、断然こちらのほうが好きです。今後に根をはるような合意ができることを祈ります。





こちらは、CIがCOP17の開催中に展示しているブースの風景です。’People need nature to thrive~人間は、自然なしには生きられない~’。そう、我々は地球上の自然に支えられて、生きているのです。だからこそ、次世代に向け、人間の福利に貢献しながら、気候変動問題や生物多様性の保全に長期的な視点から取り組んでいく方法を提案、実践するのが我々のミッションです。ブースに立っているのは、世界中からのCIスタッフのCOP17参加のロジサポートを全面的に請け負う、本部スタッフのケイト。とってもキュートで、やり手の同僚です。アフリカ、アジア、南アメリカ等など、全世界からの色々なスタッフの要望に応え、CIスタッフの参集に貢献している影の立役者です。







明日の土曜日に、多くのセッションからの報告が聞けることを祈っています。

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