CIジャパンスタッフインタビュー ” 「世界を舞台に働く」とは” 第 7 回目 Vol.1 榎本 明子

みなさん、こんにちは!CI社会人インターンの小宮です。

CIジャパンスタッフインタビュー第7弾として、今回は、主にコーポレート業務を担当されているオペレーションズマネージャーの榎本さんにお話を伺いました!


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What’s CI?

米国ヴァージニア州に本部を置く国際NGO。「自然を守ることは、人間を守ること。」をスローガンに、地球が長い年月をかけて育んできた自然生態系を保全し、人間社会が自然と調和して生きる道を具体的に示すことをミッションとする。世界30カ国以上で約1,300名のスタッフが2,000以上のパートナーと共に、持続可能な社会の構築を目指して活動している。

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小宮: 榎本さんは、なぜ環境保全に興味を持つようになったんですか?

榎本: 私は、東京郊外の自然が残る北多摩地区で生まれ育ちました。自然への関心は幼いころからあり、生き物は何でも好きでした。母曰く、幼稚園生くらいの時、ティラノサウルスの骨格標本さえ「かわいい!」と言っていたらしいです(笑)。大学では、自然との共生を学びたいと思い、農学部に進学し、大学院では生態学を学びました。大学に入ると、スタジオジブリ作品と環境学を絡める授業が多くあり、幼少期からジブリ作品が好きではあったものの、大学生になってあらためて見ると、例えば『風の谷のナウシカ』の中の腐海が実は、汚れた水や土を浄化しているということの意味やプロセスを理解できるようになり、そこから環境修復のような自然の持つ機能に関心を持つようになりました。

小宮: ジブリの影響もあったんですね!大学では、具体的にどのような分野の研究をされたんですか?

榎本: 環境微生物生態学を学びました。例えば、インドネシアの土壌を使って、熱帯雨林が開墾された乾燥土壌と、火事で燃えて焼野原になった土壌、もともとの土壌の3種類の土壌で微生物の種類や働きを比較する研究をしました。土地利用という、マクロの世界に対して、誰も気にも留めないような土の中の小さな生き物が持つ影響を学び、小さな生き物こそが、大きな地球のサイクルをまわしているということ、微生物の働きによって温室効果ガスの排出量などが大きく変わるのに、そこに人間が影響を与えていることが分かりました。大学での学びから、人の営みと、世界のダイナミクスと、その中でいきる生物とがリンクしていきました。


学生時代、有明海のイルカ調査をしている写真


小宮: 榎本さんが環境系のお仕事に携わるに至った経緯について伺いたいのですが、ファーストキャリアは環境保全に直接かかわるお仕事だったのでしょうか?

榎本: 大学生当時、研究者になって極めたいというほどではなく、環境保全に従事することが具体的な仕事の選択肢として見えていたわけでもなかったので、環境浄化への関心から、ファーストキャリアは、環境エンジニアリング部門のある会社に就職しました。2009年から2018年まで、そこで電力や水関係の業界向けの機器の技術営業をしていました。

小宮: やりがいのある業務でしたか?

榎本: そこでの仕事にやりがいを感じなかったわけではなかったのですが、生き物が好きだったにもかかわらず、仕事で全く関わることがなかったのが残念でした 。

小宮: では、どのようにCIジャパンへジョインすることになったのでしょうか?

榎本: 4年前の ゴールデンウィークにたまたまCIジャパンのコーポレート部門の求人を知りました。 当時勤めていた会社で見積書や契約書関連の業務経験があったことに加え、CIはもともと関心のあった環境保全にまさに取り組んでいる組織だったので、応募しました。


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今回はここまでです。


幼いころから自然と触れ合い、大学ではその仕組みや人間と生物との関係性を学び、生き物が好きであるということが榎本さんの原点であるということがよく分かりました。

次回はCIジャパンに入職してからの業務や今後の展望についてお話を伺います。

どうぞお楽しみに!


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