2008年12月4日木曜日

【COP14】今回は昨日のAWG-KPのCDMに関する交渉に関するものです。

昨日の会議模様を報告いたします。今回はAWG-KPのCDMに関する交渉に関するものです。CDM Executive Boardに対して様々な意見が各国から出され、その多くは、批判的なものでした。特に、印象的だったのが、中国及びアフリカ各国から多くの問題点、改善点が指摘されたことです。

指摘されたポイントの概ねは以下です:
◆地域間では、CDMプロジェクトの数に格差がある。(アフリカでは、CDMポロジェクト数は27件)
DOEの人数は圧倒的に少なすぎる。(現在18人に対して3000件のプロジェクトのレビューを行わなければならない。)
CDMのレビュープロセス、登録、認証にかかる時間が長すぎる。
対途上国へのCDM準備、実施能力育成の支援を強化すべきである。
DOEとプロジェクト責任者が直接対話できるようにする必要がある(評価、審査の透明度が低いため)。
CDMの初期費用が高すぎる。また、プロセスも複雑である。
CDMの方法論をもっと簡素化がする必要がある。
ポスト2012年以降に続く、CDMについてのガイダンスを要求。

アフリカ各国は、国の持続的開発により貢献しやすい小、中規模CDM(特に吸収源)をもっと実施したいと願っています。このため、アフリカ諸国がCDMを実施することによって恩恵を受けることができるよう、この件についてExecutive Boardに検討を要求しました。また、カンボジアは、最貧国がCDMを実施できるよう、簡素化されたルールの構築、適用を訴えていました。各国以外にもIETAや世銀なども、現行の制度や方法を改善する必要があることを指摘し、さらに、今回は、先住民族のグループも、先住民の権利や森林減少などを引き起こすような緩和策、適応策プロジェクトは、実施すべきではないと発言しました。

非常に活発な議論が展開され、約二時間近くこのセッションが続きました。様々な課題が浮き彫りになったが、どのようにこの制度、方法論の問題を改善していくかが、今後の課題であり、先進国のみならず、途上国各国の交渉の手腕が試されることになるように感じました。