【COP14】REDD経済学

CIのサイドイベントで、REDDを含めたいくつかのシナリオと、REDDを含まないシナリオの二酸化炭素排出量を比較したモデリング結果の紹介がありました。結果は明らかで、REDDを含まない枠組みの場合、REDDを含んだどのシナリオよりも排出量が多くなるという結果です。一定の炭素の価格の下で、地域差はありますが、結果の傾向は変わりません。このモデルはCIのHP(www.conservation.org)からダウンロードでき、誰でも使うことができます。

先日のForest Day 2でのサイドイベントでも、REDDを含まない枠組みの場合、気温上昇を2度以内に抑えるのに必要な大気中のCO2濃度450ppmの達成は不可能との研究結果が報告されています。アカウンティングのレベル、方法論、先住民族の権利の位置づけなど、REDDの姿かたちはさらに議論が必要だと思いますが、 REDDに取り組まないというのは、地球環境を守るという観点から、どうも分からない主張です。

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