【COP14】CCBスタンダード第2版が発表される
気候変動対策(Climate)だけでなく、地元コミュニティー(Community)や生物多様性(Biodiversity)にも効果をもたらすプロジェクトの認証制度として、植林など土地に関するプロジェクトにとって必須ともいえる存在になっているCCBスタンダードの第2版が、COP14のパラレルイベントとして開催されているForest Day(12月6日)で発表されました。
第1版は2005年に発表されています。第1版の内容と比べて、第2版では、次のようなことが強化しています。
・コミュニティー内の社会的、経済的、文化的多様性を記載すること
・Free, prior informed consentが得られている事を示すこと
・負担と利益の公平な分配の方法が示されていること
・カーボンの法的所有権が明確になっていること
・土地所有権に関する問題が起きていないこと(解決していること)
・生物多様性や生態系サービスなどの保全が強化される計画であること
・侵略的な外来種が増えないこと
・REDDプロジェクトでは、森林減少の原因とその率を示し、対策、データ、前提が適当であることを示すこと
気候変動と生物多様性の取組が相乗効果をもたらすための、ひとつの仕掛けとして、さらに発展してほしいと思います。
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