2008年12月4日木曜日

【COP14】生物多様性と気候変動:EUサイドイベントより

EUが開いているサイドイベントで、気候変動が生物多様性に与える影響を考えるためのモデル・ネットワーク・プログラムについて紹介がありました。短いプレゼンの中ですべてを把握することはできなかったため、詳しくは調べれば分かると思い、名前だけメモしてきました。
ALARM:主にヨーロッパのネットワークだが、世界各国にパートナーがある。生物多様性についての総合的なリスクアセスメントを行っている。
MACIS:気候変動の最小化と適応の方法について検討
COCONUT:主にHabitat fragmentationについて。土地利用の情報から生物多様性へのインパクトを予測。
いずれも、科学面から気候変動と生物多様性の関係を扱ったものですが、生物多様性の分野ではそれほど真新しいものではありません(日本でも似たような取組はされていると思います)。ただ、そのような話が気候変動の締約国会議の場(注1)でされるのは、注目したいと思います。
政策面についても触れられていました。生物多様性と気候変動は表裏一体のものであるが、いまだに別々に扱われています。発表者が言っていたとおり、生物多様性に支えられた、変化に対してresilient(「打たれ強い」と訳せばよいでしょうか?)な生態系が、気候変動への適応において重要という考えを定着させることが、気候変動枠組条約と生物多様性条約の相乗効果のために必要です。
今回のCOPでは、REDDの議論で生物多様性が取り上げられています。一方、このサイドイベントでは、REDDを意識せずに生物多様性が扱われていました。
(注1)このサイドイベントはEUパビリオンでのイベントで、条約事務局のスクリーン・承認を受けたものではありません。